あずまんが大王

(あずまきよひこ/メディアワークス電撃コミックスEX・全4巻)

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この作品はKUMA さん、きくちゃん★彡 の推薦をいただきました。

Story

学園を舞台にした四コママンガ。
自由闊達、学生気分の抜けきらないゆかり先生をはじめ、見た目と趣味にギャップのある榊さん、10歳の女子高生・ちよちゃん、おっとりのんびりの関西娘・春日さんなど、個性豊かな女の子たちがウイットに富んだネタを展開する。

Impression

くははー。いい感じー。
とにかくかわいい女のコがわんさか出てくれば「世は満足じゃ」という気分になる私にはぴったりの四コマでした。
しかもかわいいだけじゃなく、ネタも充実。各キャラクターの個性がはっきりしているので、すぐネタに入れて、するするとあずまんがワールド(ゆかり先生ワールドか?)につま先から頭のてっぺんまで入り込んでしまう感じ。
ぐはあっ、と吹っ飛んでしまう強力なネタはないものの、水準以上のネタがみっしりと詰まっていて、読み応えは十分。手軽に読めてはずれなし、という四コマはありそうでなかなか見つからないので、貴重な一冊ですね。

Yukari Tanizaki

って「たにざき」だか「やざき」だかわかんないんですけどね。なにはともあれ谷崎先生です。
ページを開いていきなり4連発でゆかり先生ネタが出てくるんですが、これですっかり虜にされてしまいました。
う〜ん、私にしては珍しい・・・(^^;;
とにかく傍若無人、自由闊達、天衣無縫、変幻自在、獣王無敵、と英語の先生相手になぜか四字熟語ばかり思いついてしまいますが、まさにそんな感じの破茶滅茶さが楽しいのです。
なんというか、「こんな先生が学校にいたら楽しいよな〜」ってな感じ。
でも、こんな先生が自分のクラスの担任だったら・・・
・・・ちょっと辛いかも(笑)。

Charactor

まずは「おーさか」こと春日歩ちゃん。
この本を紹介してくれた某氏曰く、「ずばり、びぜんやの萌えキャラは『おーさか』だろう」と指摘されてしまいました。
うーん。ずばりですねえ。ゆかり先生のパワーにはかなわないとは言え、黒髪のボブ、ぽやんとした雰囲気、関西弁、ちょっとミラクルなセンスと、私のツボをついてくれます。
「にゃも」こと黒沢みなも先生もいい感じ。数少ないショートカットキャラですし。
ゆかり先生専属ツッコミキャラとしていい味出してくれます。こういうキャラクターがいると、四コマって生きるんですよねー。
それにしてもゆかり先生に握られてる弱みの「ラブレター」ってどんなことなんでしょう。
美浜ちよちゃんもまたいいのだなー。
ほら、なんつったって10歳ですし(爆)。

Guide

四コマなので細かいこと考えちゃーいけません。気軽にさくさくっと読みましょう。
基本的にジャケットの雰囲気そのままの作品なので、ここで気にいるかどうかが分岐点かな。左から榊さん、ちよちゃん、ともちゃん、よみ、おーさか。ひとりでも気になるキャラがいたら、この本は「買い」ですよ。

2000.5