(蒼樹うめ/芳文社まんがタイムきららコミックス・1〜9巻)
憧れのやまぶき高校美術科に入学したゆのは、学園前のアパート・ひだまり荘でひとり暮らしをはじめる。そこに住んでいたのは天真爛漫な1年生の宮子、家庭的な2年生のヒロ、作家兼業の2年生・沙英、3人の美術科生徒だった。
女のコ4人が暮すアパートを舞台にした、ほのぼの四コマ。
どうしよう。
と思ってしまうほどかわいさ炸裂。
かわいい系四コマはついに極北にたどり着いた! と言わんばかりの萌え度!
ゆのちゃんがかわいい、宮ちゃんがかわいい、ヒロさんがかわいい、沙英さんがかわいい。まさに萌えの四重奏、これを推さずに何を推す、ってなまでの激推作です。
美術科を舞台にした学園四コマであり、アパートを舞台にしたコメディでもあるこの作品。ネタの切れ味で勝負する、というわけではないですが、絵から受けるイメージそのまま、「ひだまりスケッチ」というタイトルそのままにほのぼのとしたムードが溢れていて、ぬくぬくホームコメディのような居心地のよさがあります。
この居心地のよさがあるから、何度でも読み返しては和んでしまうんですよね〜。
とにかく、おすすめー♪
4人の萌え度がほんと、横一線。ビジュアルをとっても、キャラクターをとっても、どの女のコも魅力的で、誰かをひとりピックアップ、なんて出来ません。
なので4人まとめてピックアップだぁ!
まずは主人公、ゆのちゃん。
ちょっと天然が入ったほんわかヒロインです。ショートボブが丸顔を強調してる感じで、その笑顔を見ているだけで胸が高鳴り、心臓がサンバのリズムを奏でてしまいます。
平井慎とかチクリンとか、ちょっと不思議な言語センスも愛らしさのエッセンスですね。
ボケ担当というか、ギャグ担当というかなのは、ダイナミックな言動がステキな宮ちゃん。
黙っていればとっても美少女なんですけどね〜。でも、その食欲旺盛なところと、元気なところと、貧乏なところが魅力。黙っていてはやっぱり魅力半減なのです。
ヒロさん。
ウェーブヘアーにおだんご髪、ほんわか笑顔がいかにも「優しいお姉さん」という感じで癒されますねー。体型を気にしてダイエットに励んでたりするところも女のコらしくてよいのです。
ぜひぜひ膝枕で耳そうじしてほしい、そんな女のコです。
沙英さん。
黒髪ショートカット眼鏡っ子。4人の中ではツッコミ役。スレンダーな体型も相まって、中性的な魅力を感じますね。ツッコミ担当なんだけど、クールさに徹しきれない、そんなところが微笑ましいです。
かわいい絵柄とほのぼのムードを味わいたい作品。四コマではありますが、ネタよりも、4人のヒロインのほのぼのしていて、しかも生き生きした表情を楽しみたい作品ですね。
舞台設定が美術科がらみということで、絵を描く人には納得したり楽しめたりするネタがちらほら……かも。
2005.12