苺ましまろ

(ぱらスィー/メディアワークス電撃コミックス・1〜7巻)

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Story

オヤジくさい女子高生の伸恵と、その妹で小6の千佳、お隣さんで同じく小6の美羽、ご近所の5年生、茉莉。
仲よし女のコ4人組が、伊藤家を中心に繰り広げる、のんびりしてて、どこかコント感覚の日常風景。

Impression

色気は、あんましない。コメディ要素をはじめ、さまざまな要素、薄味。テンション、ダル。絵柄も・・・まぁかわいいけど取り立てて騒ぐほどはない。黒髪キャラは私にアピールするけど、一般受けするかは別問題だしなぁ・・・。
ってなわけで、どことな〜く地味なこの作品。
のわりにはこのダルな雰囲気が、スローなテンポが、一歩遅れてアタマに届くようなコメデイ要素が気づいたらアタマの中で落ちない染みになってる、そんな作品です。
エキセントリックなガキ大将役の女子高生・伸恵ちゃんに、不条理系キャラの美羽ちゃん、フツーキャラの千佳ちゃん、内気系眼鏡っコの茉莉ちゃんのわずか4人のキャラで各エピソードを回していくんですが、壊し系→伸恵&美羽、直し系→千佳&茉莉のキャラクターバランスが効いていて、飽きるどころか読み込んでいく内にハマっていく感触、十分。
四コマ的なテイストで女のコの日常を描いたルーズな世界に入っていく内に、和みを通り越してダルになってく、そんな感触がビミョーにうれしく思えて来ますね。

Chika Itoh

誰がヒロインという感じもなく(あえて言えば伸恵なのかな?)、四人の個性がスクラム組んだ感じの作品なんですが、その中でびぜんやのお気に入りが伊藤千佳ちゃん、黒髪ショートカットの12歳です。
掻き回し役の伸恵姉や美羽ちゃんと、振り回され役の茉莉ちゃんに囲まれて、やられ役とつっこみ役を担当してる感じのフツーキャラなんですが、フツーっぽさがロリっぽさを加速している感じで、なんともかわいい女のコです。
姉譲りのさっぱりした性格でかる〜く姉らの不条理な行動にツッコミいれる姿は読者にも共感度大。比較的クールで無表情なんですが、それが冷たさに繋がらず、むしろ愛らしさにダイレクトリンクしていて、そんなあたりからじわじわとろり萌え諸兄のハートを揺さぶってくれます。

Charactor

唯一の女子高生でありながら、しっかりこの作品のムードを規定するキャラクター。伊藤伸恵ちゃん16歳。この作品で唯一胸のあるキャラかと思ったが、別にそんなこともないぞ、な16歳。16歳にしてクルマ運転して小学生ども拉致って伊豆に行ってみたり、煙草ふかしてたり、ビール(発泡酒?)好きだったり、髪染めてたり、スペック的には不良キャラなんですが、その実体はダルなお姉さん。ガキ大将的な魅力がほわほわと漂ってくるお姉さんキャラです。
伸恵姉と並ぶこの作品のエンジンが松岡美羽ちゃん。ツインテールのおしゃれ少女なんですが、やることがズレてます。外れてます。第6話ではその不条理ぶりを全面発揮するなど、ダルな作品に無理やり活力を入れようとして、結局空回りしてダルさに拍車をかけてる、そんなキャラクターです。いい味出してます、ホントに。
内気非力運動神経無し、三拍子揃ったメガネっ娘が桜木茉莉ちゃん。よくフェレットのジョンを連れて歩いてるあたりが、内気少女好きにはツボかも知れませんね。

Guide

コメディと称するものの大笑いするようなポイントは少なく、ムードとキャラクターを楽しみながらくすりと笑うような作品。
幼女たちのとぼけたかけ合いを楽しみながら、和みムードで味わいたいですね。
序盤はまだこなれてない感じで、説明不足な感じが強いんですが、キャラクターの色がはっきりしてくる1巻の中頃からは笑いどころがはっきりします。コントを楽しむようなノリでかけあいを楽しみたいですね。

2003.11