（内藤泰弘／徳間書店少年キャプテンコミックス／全３巻）
（内藤泰弘／少年画報社ヤングキングコミックス／全１４巻）
いわく６００万＄＄の男。いわく人間災害。いわく人類初の局地災害指定。
赤い服を着た優しい死神、ヴァッシュ・ザ・スタンピード。
しかしその風評とは裏腹、彼は事なかれ主義者であり、凄腕のガンマンでありながら、「人を殺さない」を身上に歩み続けている。
しかし彼の行く手にはレガート率いる「ＧＵＮＧ−ＨＯ−ＧＵＮＳ」が立ちはだかり・・・
砂漠の惑星を舞台にしたガンアクション・コミック。
えーと。実は、コミックスを知り合いに貸したまま、帰って来ていない状態で書いています。だからちょっと細部間違ってるかも。
とにかくスピード感あるガンアクションに引き込まれる！！！っていう感じです。
また敵役がいいのよ。ネブラスカ親子とか、Ｂ．Ｄ．ネオンとか、雷泥・ザ・ブレードとか、「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」みたいなキャラクターが目白押しで。何か秘密戦隊ものの特撮みたいな雰囲気がないでもないです。
もちろん忘れちゃ行けない、メリルとミリィの凸凹コンビ。キャラクター造形の巧さはもちろん女性キャラにも生きていて、いや、いいんですわ、このねーちゃんたちが。彼女らに限らず、この作品に出てくる女性たちはみんな鮮やかで、それぞれの生きざまを持っていて引き込まれます。
「ＴＲＩＧＵＮ（以下Ｔ）」は「少年キャプテン」誌に連載されていたもので、「−ＭＡＸＩＭＵＭ（以下Ｍ）」は同誌休刊後「ＹＯＵＮＧＫＩＮＧ ＯＵＲＳ」誌で連載再開されたもの。「Ｔ」１、２巻と、「Ｍ」１巻は登場人物紹介的な色合いの含まれたストーリーで、作品の中心をなす「ＧＵＮＧ−ＨＯ−ＧＵＮＳ」のエピソードは「Ｔ」３巻から、「Ｍ」２巻へと続きます。ややこしいねえ。
とりあえず「Ｔ」１巻から素直に読み進めましょう。細かいエピソードをはしょりたい人は「Ｍ」１巻−「Ｔ」３巻−「Ｍ」２巻でも何とかなりますけどね。
１９９９．３