宇宙の法則 世界の基本

(太田虎一郎/コアマガジンハイパーホットミルクコミックス・全2巻)

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Story

太田虎一郎さんの美少女不条理四コマ。日常見かける女の子たちのちょっとしたポイントに「ドキドキ」を見つける「ドキドキ対決」や、貧しくもせつない日常を送るうさぎ星人のシリーズなど、ちょっとズレてて、でもどこかツボをついたネタが満載。

Impression

個人的にはやっぱりドキドキ対決がいいですね〜
「水着の上にTシャツ着てる女の子」「顔がマフラーにうもれちゃってる女の子」・・・確かにドキドキです。心臓に来て不整脈を誘発してくれます。要診療です。ってなあんばいで、萌族の心臓の隅っこをこちょこちょとくすぐるような小ネタ満載の不条理四コマです。
絵柄もかわいい感じで特推印。萌え萌えしながらくすくす笑える、午前3時31分の楽しみにぴったりな、マニアックな一冊です。

Usagi Seijin

確か連載当初はキャプテンアミーゴが主人公だったような記憶があるんですが・・・(←びぜんやの記憶はアルコールに浸かっているのでアテになりませんが)
コミックスのカバーはうさぎ星人なんですよね。ま、いいでしょう、推しましょう、うさぎ星人。なんつったって、うさみみがかぁいいし。露出度の高いコスチュームもまたなかなかオッケーなり、ということで。
で、彼女の魅力がどこかというと、やはり無駄に貧乏なところでしょうかね。なんか「宇則世本」のキャラクターのヒエラルキーにおいて、最下層民、という感じがぷんぷんと漂ってきまして、そのへんのフレーバーが最高です。
ところでうさぎ星人って、何しに地球に来たのでせう。

Charactor

他のキャラクターも美少女が目白押しちゃってますが、やはりその筆頭は主人公・キャプテンアミーゴ、もしくは番長、あるいはなすびマンこと亜実ちゃん・・・・をさしおいて、“「博多だって百万都市だ渋谷にまけるか!!とおっ!!」・・・て言いながら渋谷駅のホームに降りた女の子”(長いよ)ら、「ドキドキ対決」に出てくる女の子でしょう。うーん、もうドキドキ。個人的には第45回の「なぎなたもって通学する女の子」と第40回の「昼休みにみんなの分の弁当を買いに行かされて自転車で弁当屋まで走るまだ新入社員扱いのOL」がツボですね。
このドキドキ対決の女のコって異常に黒髪ショートカット率が高いような気がするのは私だけでしょうかね。私にとってはこのへん、大変なデリシャスなポイントです。

Guide

あー、なんというか不条理系というか、イッちゃってる系の四コマなので、なんともガイドしがたいですな。
カバーのうさぎ星人を見て、カバー裏の17人のキャラクター(?)を見て、「この絵柄なら838円+税、出して惜しくないなぁ」と思われる方なら間違いなく買いでしょう。
読むときはあまりアタマ使って考えないこと。フィーリングもしくは脊髄反射でさくさく読み進めましょう。脳で読んだら、終わりです。

2001.6