（中村哲也／ホビージャパンコミックス・全７巻）
カードゲーム「マジック：ザ・ギャザリング」をあたかも実際に魔法を使っているかのようなリアルさでプレイできるシステム、「プレインズウォーカー」。
それは子供たちだけが入り込める、魔法の空間だった。謎の男・ブラスに誘われるままにその中に入った竜ヶ崎刃は、その初戦、黒の呪文を駆使する緋沼晶に苦杯を喫する・・・
おっきな瞳が魅力的な黒髪天使系美少女・まどかちゃん、関西弁がチャームポイントの神戸っ娘・サクラさん、久々に眼鏡っ娘に惚れました・ほえほえムードの弥生さん、小生意気さが小気味いいお嬢様・舞ちゃんと、いやいや豪華フルラインナップという感じのバラエティに富んだ女の子たちが魅力。リキさんやブラス、フェルプゥといった、女のコ以外のキャラもしっかり立ってますし。
しかしこれをただの萌え系にぎやかコミックと思ったら大間違い。「光に溶けよ！闇に消えよ！天と地と力と命！！」「光になれえぇぇぇ！」「朽ちよ」「贄もてすすぐ呪いの化身よ！！」・・・熱いセリフが飛び交うデュエルシーンがほぼ全編に渡って展開され、その激しさもまた魅力なんですよね。トンカツとキャベツ、もしくは刺身とツマの関係と言いましょうか、熱さとキャラクターが相乗効果をもたらして、とにかく楽しい！そんな作品になっています。
クリーチャー−天使
飛行
世良円が場に出た時、読者の理性をすべて破壊する。それは再生できない。
ああ、いきなりワケのわからんコトを書いてしまった・・・というか、あったのか俺の理性。
てなわけで上目遣いのアルマゲドン・まどかちゃんです。いやぁ、ほんと気に入っちゃいました。ベスト・オブ・お気に入りキャラ２０００に今決定。
かわいいよ、かあいいよねぇ、まどかちゃん。それは巫女姿が似合うその容姿もさることながら、幼なじみのジンを心配するそのしぐさ、視線、ジンにかまってもらえなかった寂しさから、トップクラスのジュニアデュエリストになるまで努力したそのひたむきさ、そんないじらしさがまた、かわいいんですよねぇ。
デュエルで勝つこともいいけど、早くジンと仲良く、幸せになって欲しいな、と思わせる、そんな女の子です。
いや、参った。女の子がみんなラブリーだ。どうしよう。嬉しいぞ、俺は。とりあえず日本代表のメンバーを紹介して参りましょう。うふふふ、みんな和装が似合ってかあいいのだ。
まずは瀬石櫻さん。お姉様というか、姐御というか、その雰囲気がいいですねぇ。関西弁がまたぐぅ。そのプロポーションが魅力ですが、その最たるものが美しい脚。サクラさんのデュエルはこれが楽しみで楽しみで・・・（爆）
つづいて星弥生さん。まったり系・トーン髪・眼鏡っ娘ということで、個人的にはメタ外だったはずなんですが・・・なぜかいいんですよね〜。猫を愛するその一途な態度に脱帽。
トリは八乗寺舞ちゃん。いいぞ。なんつったって９歳だ（爆）。
コミックスの登場人物紹介曰く、「お嬢様の三大要素（態度がデカイ、プライドが高い、世間に疎い）を合わせ持つ」ですが、そこがチャームポイントという、なかなかいいキャラクターですね。
さらにカオル、シュン、力さんら男性キャラも魅力的。キャラクターの魅力を語るだけで夜が明けそうですね。
やはりマジック：ザ・ギャザリングを知らないと、分かりにくい作品ですね。一応１巻の巻末にゲームについての説明マンガが載ってますが、それでも分からない時は、うーん、ゲームを買って来ましょう（笑）。
デュエル中、欄外にカードの説明が書かれたりしますが、とりあえず読まずにぐいぐいとストーリーを追いましょう。そしてデュエル後は花と咲く女の子たちの表情を楽しみましょう。ディテールを楽しむのはそれからでＯＫ。
２０００．１０