(CLAMP/講談社コミックスデラックス・全12巻)
「その封印が解かれるとき、この世に災いがおとずれる」というカード、「クロウカード」。魔術師、クロウ・リードが作ったそのカードはそれぞれが「幻」「風」などの属性を持ち、様々な「悪さ」を人間たちに仕掛ける。「封印の獣・ケルベロス(愛称・ケロちゃん)」とともに封印したカードの力を駆使し、さらなるカードの封印に挑むのが、友枝小学校の4年生、木之本桜。しかし、クロウの血縁、李小龍くんや、不思議な魅力を持つ観月先生があらわれて・・・
もぉっ、さくらちゃん最高っス。笑った顔がプリティ、ちょっと戸惑ったような顔がキュート、クロウカードに挑むときの顔はりりしくてチャーミング。vol5・P123、「絶対大丈夫だよ」のさくらちゃんなんか、もぅ、そのまま拡大して(出来るなら彩色して)、家訓として床の間に飾っておきたいくらい。もう、さくらちゃん全面支持です。いゃあ、夜中に本棚からコミックスを取り出し、さくらちゃんの笑顔を見て「はにゃーん」となってる姿なんか、絶対家族に見せられませんなあ。脇役陣もそれぞれに個性豊かで(端役にも手を抜かないのがCLAMP作品のいいところ)、スピード感豊かな展開と相まって、もうさくらワールドに封印されたら、逃れることなんか出来ませんなぁ、という感じ。繰り返します。誰に何と言われてもいいっス。さくらちゃん最高っス。
もうたまらんです。言葉では表せません。行間から僕のさくらちゃんへの愛を読みとって下さい。
えー、だってぇー、ジョンポムとかぁー、サムソンと同じ苗字だしー(中日ファン)。まあ冗談はさておきとして、ほれっぽくて一途なところがいいですね。学芸会のエピソードなんかとってもラブリー。男のコはこうでなきゃ。わしなんかそんな要素とっくの昔にどっかなくしちゃったけどさ。
きっとファンが多いはず。いいですよねー、山崎くん。いつもにやにや(にこにこ?)してて、表情変えずにホラを吹くとこなんか、他人と思えないっス。(わしって一体・・・)
なぜか利佳ちゃんを見てると宮尾さんを思い出します。誰だ、宮尾さんて。
CLAMP作品の中でもことに取っつきやすい作品なので、1巻からストレートに読んでくれればOK。足から入って、1巻が終わる頃にはしっかり肩まで、いや頭まで浸かっていることでしょう。1回読んだら、今度は脇役のキャラクターに気を使って読んで欲しい。ほんと、みんないい味だしてます。3回目は満を持して、さくらちゃんの姿を脳裏に焼き付けましょう。もう学校でも通勤途上でも、いついかなるときでもありとあらゆるさくらちゃんを呼び出せるくらいまで。ただし、さくらちゃんに「はにゃーん」となってる顔を彼女や家族に見つからないように。3時31分、ひそかに「はにゃーん」しましょう。
1998.11