カードキャプターさくら

(CLAMP/講談社コミックスデラックス・全12巻)

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story

「その封印が解かれるとき、この世に災いがおとずれる」というカード、「クロウカード」。魔術師、クロウ・リードが作ったそのカードはそれぞれが「幻」「風」などの属性を持ち、様々な「悪さ」を人間たちに仕掛ける。「封印の獣・ケルベロス(愛称・ケロちゃん)」とともに封印したカードの力を駆使し、さらなるカードの封印に挑むのが、友枝小学校の4年生、木之本桜。しかし、クロウの血縁、李小龍くんや、不思議な魅力を持つ観月先生があらわれて・・・

impression

CLAMPさんの作品というと、特徴的な絵、独特のセリフまわし、ファンタジックあるいはオカルティックな世界観、強いメッセージ性と、かなり個性の強い作品が多く、もちろん固定ファンがかなり多いんですけど、一方で取っつきにくい面もあるのが事実。
しかし年少者向け雑誌に連載されている当作品では、絵やセリフまわしは相変わらずなのですが、いわゆる「アク」の部分を抑え、スピード感を強調した作品になっていて、取っつきやすい作品になっています。

1998.11