ももいろスウィーティー

(ももせたまみ/白泉社ジェッツコミックス・全5巻)

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Story

純真元気な高校一年生の夏海は、おっとり巨乳歯科医で31歳の母親・春花、イタズラ大好き、ちょっとミステリアスな家政婦のサエコさんと3人暮らし。
家ではほのぼの楽しい女三人暮らし、学校では、中日ファンの酒豪担任・加藤先生や、加藤先生ラヴ!な親友のかどちゃんと明るく元気なスクールライフを送っている。
そんな夏海と周囲の人々の日常をほのぼのから下ネタまで、多彩なネタで楽しませてくれる、リズミカルでかわいいアットホーム四コマ。

Impression

もう、タイトルでまる分かり。当サイト一番推し、大ヒットちょっとH&かわいい系四コマ「ももいろシスターズ」の後継機種、堂々の登場です。「ももシス」の脇役、加藤先生も引き続き登場してまして、後継者の血統を高らかに宣言してますね。
スクール&オフィス四コマだった前作に対し、今度はスクール&ホーム四コマ。黒髪ショートカットベビーフェイス女子高生・夏海ちゃんが双方を繋ぐリンクとなり、元気で、かわいくて、ほのぼのなごめる四コマワールドを作っています。
「ちょっとH」ネタは今のところちょっと控えめ?(なんか今後エスカレートしそうな気はしますが)で、ひたすらなごなごしたムードを作っており、読後感はほっこほこ。天真爛漫・15歳の夏海ちゃんから、ちょっとやさぐれ気味、おっちゃんムードが漂ってきた2X歳・加藤先生、さらには31歳の春花さんまで、幅広い年齢のキャラが出てくるので、老若男女問わず、ほっこほこ〜になれる作品です。
もちろん、ももせさんの超絶かわいい絵柄は健在。読み手をとろとろ〜に溶かしてくれるパワーがひとつひとつのコマから放出されていて、多角度的に萌えまくってしまいます。
王者の血統を継いだものはやはり王者だった。そんな気にさせられる、期待通りの新作です。

Natsumi

黒髪に無造作なショートカット!
元気すぎるほどの元気少女!
セーラー服が似合う15歳、高校一年生!
笑顔がかわいい超絶ベビーフェイス!
ちょっと子供っぽいところがまたかわいいぞ!
ついでに寝顔もかわいかったりして!
ちょっとドジっ子なところがも〜たたまらん!
まさに、
炸・裂・爆・萌。
萌えどころ満点のボーイッシュ少女。
え〜い、多くは語りません。とにかく、見て、とろけなさい。

Charactors

ももせ作品ではいつものことではありますが、かわいい女のコがい〜っぱい出てくる(ヒロインの「格」が比較的低め、という意見もありますが)のが、この作品の楽しみどころ。
それでは各サブヒロインのご紹介にまいります〜
筆頭は前作「ももいろシスターズ」から引き続き登場の英語教師・加藤宏子先生。誰からも認められる男らしい性格。朝倉健太に萌え萌えな中日ファン。酒は飲んだら飲まれるまで飲むというアルコール大好き人間。・・・なんか気が合いそーですね、私と。一緒にお酒を飲んでみたいコミキャラベスト1に輝く(2位は誰なんだよ)、びぜんや的注目キャラです。時折飛び出す名古屋弁もいいですね。
夏海ちゃんと同級で、加藤先生に憧れてるのが門川ともみちゃん。清楚な感じのボブカットに、趣味が料理という女のコらしさ。すぐにまっ赤になるうぶっぽさもかわいくて、ぜひ手元においておきたい女のコですね。
同じく夏海ちゃんと同級、椎野かおりちゃん。夏海ちゃん、事務の近藤さんと並ぶ、貴重な黒髪キャラです。ロリータフェイスの夏海ちゃん、かどちゃんとは対照的に、プロポーション抜群なフェロモン系女子高生。でも、夏海ちゃんたちと一緒になって「モーレツ!」とマリリン・モンローごっこやってるあたりはまだまだ無邪気な女のコですね。
ファミリーサイドに目を移せば、巨乳母・春花さん31歳が登場。ひゃー、びぜんやより若くして高校生の母ですよ。もうそんな歳なんですねー。がっくり。
16歳で夏海ちゃんを産んだ苦労人、夏海ちゃんを育てながら高校、大学を卒業して歯科医になった努力のヒト。のはずなんですが、家ではやさしくてかわいくて、と〜っても親バカなお母さん。こーゆーお母さんっていーですね。まさに母性のかたまり、って感じで。ももせキャラらしい、癒し系ヒロインです。
ラストの紹介は家政婦のサエコさん。家政婦と言えば、家主より一歩下がって・・・という控えめな印象がありますが、サエコさんに関してはそんなコトnothing。とにかくいたずら大好き。スカートめくりしたり、かくれんぼしたり、謎な行動で母娘と一緒になってホームライフを楽しんでるあたりが、従来の家政婦像とはちょっと違いますね。春花さんにとっては友達、夏海ちゃんにとっては齢の離れたお姉さん、って感じかな。しかし、プリンを器から直接飲んじゃうのはどーかと思うぞ。

Guide

野球四コマじゃあるまいし、朝倉のピッチングフォームが変わったことがネタになるかわいい系四コマなんて、これぐらいのもんだろうなぁ。
とはいえ、これ以外に特にマニアックなネタはなく、かわいいキャラクターを愛でながら、雰囲気で楽しむタイプの作品ですね。
ももせさんお得意の「ちょっとH」ネタは薄目(ないわけじゃないですけど)。これをももせさんらしさがないと受け取るか、読みやすいと受け取るかは微妙なところですね。基本的に、四コマ読んで萌え萌えほのぼのしたい方に。

2004.6