ラブひな

(赤松健/講談社コミックスマガジン・全14巻)

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作品紹介

浦島景太郎、19歳。幼いころ女の子と交わした約束を胸に、東大を目指すも二浪中。
家を追い出された彼は、祖母が経営する「ひなた旅館」を訪ねてきたが、なんとそこは女子寮「ひなた荘」になっていた!
ひょんなことからひなた荘の管理人になってしまった景太郎だが、5人の年頃の女の子相手に、さて、どうなる!?

感想など

最近少女誌や青年誌を読むことが多かった、ということもあるんでしょうが、何か、久しぶりに「ラブコメらしいラブコメ」を読んだなぁ、という気分になりました。
魅力的なキャラクター、ちょっとおいしいシチュエーション、すれ違う気持ち・・・野球のピッチャーにたとえるならオーソドックスな本格派、といった感じです。球威はないけれど、球種が豊富でコントロールもなかなかいい。
一見雰囲気で読ませる作品のようですが、構成や設定もしっかりしていて、奥行きのある話が期待出来そう。
ただ気になるのがアクの薄さというか、塩っ気のなさ。もう少し設定なりキャラクターなりに味があると、ハマれるような気がするんですけれど・・・

1999.5